初めてのクロスカントリースキーセット、そして40年後
2018.02.07
初めてクロスカントリースキーセットを購入したのはまだあしの豆を開業する前で、40年前の25歳の時でした。

当時、仙台でクロスカントリースキーセットを在庫していたスポーツ用品店は無く、東北本線に乗り片道約4時間かけて東京日本橋のアウトドアショップ・ダボスへ。

雪原や林道を歩きまわりたいとスタッフへ相談したところ、スキーはELANの205cm、靴とバインディングは75mmタイプ、ポールは135cmを勧められました。

このエランのクロスカントリースキーはキックゾーンはウロコではなく、二本の溝が彫られそこにモヘアのシールが貼り付けてありました。

早速に仙台近郊の泉ケ岳山麓の雪原を歩きまわりました。
5歳の時からスキーは楽しんでおり、高校時代からキスリングを背負って山スキーも経験しておりましたので、スキーには多少自信があったのですが、このクロスカントリースキーにはだいぶ手こずりました。

当時はまだクロスカントリースキーのダブルキャンバーの特性を理解していませんでしたので、スキーを前に踏み出す時にキックゾーンを雪面に食い込ませる事が出来ず、ジタバタして苦労しておりました。

あしの豆を開業してからクロスカントリースキーもテレマークスキーも、いろいろなスキー板やブーツを使用してまいりましたが、今年に入り店長へ『そろそろ歳だからのんびり雪原や林道を歩きまわりたいから一式用意して欲しい』と希望を伝えたところ、準備されたのがこちら。


スキーはMADSHUS/Exploreシリーズ/BC50の190cm。
腰の強めのダブルキャンバーですので、重いバックパックを背負って緩やかな斜面を滑走する際にもキックゾーンのウロコ部が雪面に食い込みにくく、ダブルポールで快適に滑らせることができます。
また、ハーフエッジが付いているので凍結した斜面のトラバースの際にも安心して使用出来ます。

用途にピッタリ、大変満足。


ブーツはRottefella/NNN BCのバインディングに適合する、CRISPIの1バックルモデルLofoten GTX

足幅も広く冷えずに快適、申し分なし。


ポールは、だいぶ前に手に入れてたExcel/Exploreという極地探検用に設計された140cmが健在でしたので物置から引っ張り出しました。

偶然ですが、スキーとポールの製品名が同じ(Explore)
いつまでも自然を探検する気持ちを持ち続けたいと思います。

雪が締まってくる3月に、ラッセルなしで軽快に雪原をそして林間を歩きまわります。


今回このクロスカントリースキーセットのテストにツーリングに出かけた際の私の装備については、後日改めてご紹介致します。
私が愛用したナイフ/初めての大型ナイフ
2018.01.21
あしの豆を開業してから15年位は、あの狭い店内の一角にナイフコーナーを設けて、常時50本以上のシースナイフやホールディングナイフを販売しておりました。

アメリカのGERBER社やBUCK社の定番ナイフ、国産ではG・SAKAI(ガーバー・サカイ)社のナイフがメインだったと記憶しています。


ある日、岐阜のナイフ問屋の営業の方が店を訪れ、見せられたのがガーバーサカイ社の
{ブッシュナイフ}という大型ナイフでした。


刃渡り約23センチ、刃厚約6ミリのズッシリと重いこのナイフ、定価は35,000円と少し高めでしたが、一本仕入れナイフの陳列棚の片隅に展示しました。

手にとってご覧になる方はいらっしゃるのですが、なかなか売れません。
35年前のあの時代、大型の刃物といえばナタで金物屋で5,000円もだせば良いのが買えましたからね。私自身もナタを愛用しておりました。

しばらく在庫しておりましたが、何度もこのナイフを触りハンドルを握りしめているうちに、私がこのナイフに魅せられてしまったのです。

片刃のナタと違い、このナイフは両刃ですので木を払うにも外払いが出来ます。
それが一番の利点でした。


朝日連峰の大鳥池にタキタロウを釣ろう(笑)
と10名のお客さんと遊びに行った下山時に、一人の方が足首を痛めて松葉杖が必要になった際にも活躍してくれたナイフです。

またある時には、吹雪の山中でどうしても火を起こさなければならなくなった際に、焚火の木を調達するのに活躍してくれたナイフです。

春夏秋冬、自然の中に足を踏み入れる際には必ずこのナイフをバックパックに入れておりました。


牛一頭の肉をさばく時も切れ味が落ちることなく大活躍してくれたこのナイフ、実はその秘密はV金6号という鋼材と、ロールドエッヂという蛤刃の形状にあったのです。
(テンガロンハットをかぶっているのが私です。@ワイルドキャンプ in ZAO)

歳を重ねこのナイフは自分には重くなり、現在このブッシュナイフは店長の手に渡っており、私はひとまわり小型な刃渡り20センチのランドールナイフを愛用しております。

このランドールナイフについては、またの機会に。

さてさて、写真のトラウトは?
ブラウンでもレインボーでもありません。

正解は今回の文章のなかに・・・
JAZZとの出会い
2018.01.04
私とJAZZとの出会いは約50年前の中学時代。


Miles Davisの『MILES IN 東京』のレコードを買い求めてからです。
買い求めるきっかけは、当時本屋で立ち読みしていたJAZZ専門誌の『スイングジャーナル』だったと記憶しています。

久しぶりに実家の書斎に入りレコード棚を探しました。

Milesの語りかけてくるようなトランペットの音色に魅せられ、JAZZの世界の扉を開けようとしていた私に、ついに生のJAZZを聴く機会が。

中学三年の時、仙台の県民会館にArt Blakey and the Jazz Messengersがやってきたのです。
ベースはまだ無名だったロン・カーターだったと記憶しています。


画像はモレスキン・ポケットノートの2016年の限定モデルです。
ブルーノートとモレスキンのコラボのこのノート、モレスキンは日々愛用しておりましたので飛びついて買い求めました。


その後、MJQのステージも観てピアノにも魅せられ、Mal Waldronが好きになりましたね。


Coltraneにも興味がありレコードを買い求めましたが、その当時の私にはちょっと重過ぎて、私の好みではなかったようです。

こんな感じでJAZZとの付き合いを始めた私でしたが、山登りに夢中になり始めてから熱は少し覚めた記憶があります。

大学以降の音楽遍歴はまたの機会に。
気つけ薬入れとしてのフラスコ
2017.12.02

このオーナーズルーム、週に一度のペースでアップしていこうと考えていますが、今回はガチガチのアウトドア用品ではなく、私の愛用の気つけ薬入れを紹介いたします。


1つが50年前に祖父におねだりして譲り受けた銀のフラスコです。

出所は不明で祖父も骨董屋さんで見つけたらしく、底にSILVER950の刻印のみ。
胴体には唐草文様が彫られていました。

本来ならば祖父より父へ、そして私へと受け継がれるのが順序ですが、おねだりしていた際も父は笑ってその様子を眺めていました。

山や渓流で珈琲を飲む際に一滴、二滴とウィスキーをたらすと、これがまた旨いんです。
でも入れ過ぎは良くないですよ(笑)


もう1つは、以前あしの豆でも店頭に並べていたイギリスの錫のフラスコです。
丸っこくて可愛い奴です。

銀のフラスコは机の上に置いておき、パックにいれて持ち出すのもっぱらこちらでした。

今でもちょっとした旅行の際に引っ張りだしています。
芦沢一洋著 『バックパッキング入門』
2017.11.22
昭和51年3月に山と渓谷社より発行されたこの本。
私がアウトドアのショップを開業するきっかけとなったと言っても過言ではない本です。

363ページの分厚いこの本、今まで見たことのないアメリカのアウトドア用品が満載で、それまで愛用していた山道具とは全く違う世界が全てのページに紹介されていました。

何度書棚から引っ張り出し読みふけったことか。

23歳の若者には人生の転機となる1冊でした。

単なる商品の紹介にとどまらず、

バックパッキングという行為の根源を、そして自然といかに対峙していくべきかを考えさせられました。

芦沢さんの前書きを紹介しておきます。

〈友〉たちへ
この本は自然の中を歩きその自然を心の中に育てる行為 バックパッキングの入門書です。
スポーツともレジャーとも哲学ともとれるこのバックパッキングをとおして、ひとつの言葉を確かめたいというのが願いなのです。
その言葉は【ウィズダム WISDOM 叡智】です。


今までの自分の登山という行為に厚みを与え深化させてくれた1冊です。
2017.11.22 19:27 | 固定リンク | あしの豆昔話
あしの豆のロゴマークについて
2017.11.15
35年前、アウトドアショップ開業準備の中で一番悩んだのが店名ロゴマークでした。

当時、広告代理店に勤める友人に酒を呑みながら自分の店の構想を伝え、その後アンケートも取って店名を絞り込み、あしのまめに決定しました。


店名決定後、デザイナーへロゴマークデザイン依頼し、提示されたのが皆様ご存じのこちらと


こちらのデザインでした。実は2つのロゴマークがあったのです。

悩んだ末に私が決断したのはあしの豆

後日談ですが、このデザイナーはこのロゴマークで翌年【ロゴデザイン賞】を受賞とのことです。
2017.11.15 17:10 | 固定リンク | あしの豆昔話
私のナイフの原点
2017.11.10
1982年製 Swiss・Wenger{Soldier}


しっかりとしたアルミ製ハンドルの内側にナイフブレード、鈍角に刃が付けられた錐、そして先端が大小のマイナスドライバーとして使える缶切りと栓抜き。
スイスアーミーナイフの中ではシンプルな作りです。


その当時はナイフブレードの付け根に年号が刻印されておりました。

あしの豆を開業したのが私が30歳の1983年。
それ以来、年間を通して私のバックパックに常にあります。

このナイフには何度か助けられた思い出があります。
特に鈍角に刃が付けられた錐は、その本来の目的の他にナイフブレードでは削れない硬い物、例えばアルミ板や樹脂などもOKで、刃をボロボロにしてもオイルストーンで復元してきました。

今後も私のナイフコレクションをご紹介してまいります。
お楽しみに。
オーナーの部屋へようこそ
2017.11.02

オーナーの部屋へようこそ。

あしの豆の思い出や、私が愛する道具達の話をご紹介してまいります。

どうぞお付き合いください。

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